多汗症と心のストレス｜気になる多汗症治療の口コミなら多汗症 治療Navi！！

多汗症の場合、原因となる疾患がある場合はその治療をすることがまず先決ですが、 一般的な多汗症は「発汗恐怖症」の別名があるように、 極度の緊張や不安が引き金となって起こることが多いものです。

人は本来、精神的な緊張からワキや手のひら、足の裏などに発汗しますが、 多汗症はこの現象が異常に活発に起こっている状態です。 特に、ワキの下や手のひら、足の裏などの汗腺が密集した部位から 多量の汗が出る限局性多汗症は、健康上に問題のない若い人に多くみられるもので、 残念ながら確実な治療法はまだ確立されていないのが現状です。

そうは言っても、人が驚くほどの多くの汗は、服の脇下に汗ジミをつくったり、 常に手の汗をかくことで人と握手もできないなど、日常生活にも支障をきたします。 汗のニオイも新たな悩みの種となり、人との関わりを避けるようになるなど、 対人関係や社会生活への影響が深刻化するケースも実際にあります。

汗をかくこと自体をますます気に病むようになると、 これがさらに発汗を招くという悪循環を引き起こし、 本人にとって悩みはいっそう深刻になっていきます。 さらに最近では、汗のニオイを過剰に気にしたり、 それが他人に迷惑をかけていると思い込み、悩みを大きくしているケースが増えています。 但しこうした人の場合、実際の汗の量やニオイは平均よりも 低いことがほとんどであるとも言われます。

発汗はストレスの表現手段という側面を持つので、 緊張や不安を感じやすい人はそうしたメンタル面のケアをすることで、 汗の量を軽減できる場合もあるということになります。 また、自律神経のバランスを整えるために生活習慣を見直したり、 仕事や生活上のストレスを軽減し、 リラックスできる時間を作るといった工夫も効果がありそうです。

こうしたケアや努力にも関わらず汗の量が減らない場合は、 クリニックで専門医の診断のもと、症状に合わせた治療を行う方法もあります。 つまり、「いざとなったら、信頼できるドクターに相談すればいい」 と思うことでいったん心を落ち着かせ、 呼吸法などをとり入れたメンタルトレーニングをしたり、 軽い運動を習慣づけたりして、「正しく汗をかける」体質に改善することが、 実は多汗症の改善には最も近道なのかも知れません。